日本デザイン学会 2020年度 春季研究発表大会に投稿した発表「安心感を与える抱き付き形状の検討」が認定

日本デザイン学会 2020年度 春季研究発表大会に投稿した発表が認定されました。
なお新型コロナウィルス感染の影響により、6月26日(金)から28日(日)にかけて岡山県立大学にて開催が予定されていた2020年度 第67回 春季研究発表大会の開催は中止となったため、日本デザイン学会理事会を経て、投稿した概要集原稿が提示された条件を満たした場合に公式な発表と認定することを受けたものです。
SPEC
title: 安心感を与える抱き付き形状の検討
author: 大島直樹、何宜欣、長谷川淳、小川毅彦
event: 日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会概要集
date: 2020.08.27
place:
style: ポスター発表
audience:
abstract: 本研究の目的は、座位状態において安心感を与える抱き付き型の形と大きさを検討することである。なお本研究における「安心」とは、「不安や心配がなく、心が安らいで落ち着いている状態」と定義した。

安心感を与える抱き付き型として、「丸みを帯びた滑らかな形」「体よりも少し大きめ」「体との隙間が埋まる」「体に当たって痛い場所がない」という4つの仮説を設定した。これらの仮説を検討するために、形状や大きさの異なる4つのモデルを制作した。素材はスタイロフォームを使用し、大きさは成人男女の体格の平均値を参考にして設定した。

実験結果から安心感を与える抱き付き要素は(1)体との接地面が広いこと(2)膝に乗せた時に安定感があること(3)抱き付き時の手を保持しやすいくびれがあること、の3点が分かった。また(1)が安心感を与え、(2)(3)がその安心感を損なわせないために必要だと考えられる。

paper: DOI https://doi.org/10.11247/jssd.67.0_362
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