日本デザイン学会大会 オーガナイズドセッションにてファシリテータ担当

第64回 日本デザイン学会のオーガナイズドセッション「慮るデザイン」にて、ファシリテータを務めました。

SPEC
event: 第64回 日本デザイン学会のオーガナイズドセッション「慮るデザイン」
date: 2017.7.1(sta) 14:30-16:30(120min)
place: 拓殖大学 文京キャンパス (文京区本郷4-15-14)
audience: 約40人
title: 「慮る視点とは何か」
abstruct: ロボティックス,家族看護学,義肢装具のリハビリテーション学,感性デザイン学から人の心を「慮(おもんぱか)る」とはどう言うことなのかを考えたい思います.人の心を慮ることはデザインするうえで当然のことと考えているはずですが,分野が異なればそのアプローチも異なるはずです.

そこで,
①ロボットというと超人的な存在をイメージしがちですが,「生きている限り自立した生活ができる」ことを保証するためのロボットを考えるとはどういうことなのか.

②義肢補装具を切断者に合わせるために,切断者の痛みや不安感を払拭するために切断者の意見を聞きくが,それが必ずしも最適解にはならないとはどういうことなのか.

③家族が病気になれば,病人へ心が一方的に向かうなど家族間で様々な問題が生じますが,それを修復し,より良い方向へと導く家族看護学の考え方とはどういうものなのか.

④感性評価のためのデザインは,既存の評価法と異なり曖昧な感性を曖昧なまま評価するところにある,とはどう言うことなのか.

という4つのお話しから,各分野の専門家はどのように人の心を捉えようとしているのかを串刺しして見ることで,デザインに活かす知見としたいと思います.

オーガナイズドセッションの概要より

Comments are closed.