基本知識(デザイン)

デザイン史_Design History

年代 運動・様式・人物
  内容
18世紀まで 産業革命以前_Before the Industrial Revolution
  家内制手工業
18世紀半ば 産業革命_the Industrial Revolution
  工場制機械工業の導入による産業の変革と、それに伴う社会構造の変革。
1850 -1914 アーツ・アンド・クラフツ運動_The Arts and Crafts Movements
  手工芸品のほうが機械製品よりも優れているという信念。
1834-1896 ウィリアム・モリス_William Morris
  イギリスの詩人、デザイナ、マルクス主義者。
「モダンデザインの父」
と呼ばれる。
インテリア製品や書籍を作るモリス商会を設立。
アーツ・アンド・クラフツ運動の実践。
1880 -1910 アール・ヌーヴォー_Art Nouveau
  発祥地: ヨーロッパ
主な特徴

曲線:
植物模様、曲がりくねった連続柄
直線:
幾何学模様、無駄のないシルエット

1880 -1940 モダニズム_Modernism
  発祥地 ヨーロッパ
主な特徴
 
装飾を排したシンプルなフォルム
なめらかな仕上げ、最小限の表面造形が多かった。
1907 -1942 ドイツ工作連盟_Deutsche Werkbund
  発祥地 ドイツ
主な特徴 簡素で、表面装飾がない
機能的デザイン
1910 -1939 アール・デコ_Art Deco
  発祥地 フランス,アメリカ
  主な特徴 幾何学的、段階的フォルム
鮮やかな色彩
シャープな輪郭、丸みのある角部分
高価な材料:
エナメル、象牙、ブロンズ、研磨石
大量生産に適した材料:
クロム、色ガラス、ベークライト
1893-1986 レイモンド・ローウィ_Raymond Loewy
  「口紅から機関車まで」と謳われるほど幅広いデザインを展開
機能主義
美しき、良きデザインは機能に沿ったもので、コスト高をきたすものではない
1819 -1933 バウハウス_Bauhaus
  発祥地
ドイツ
主な特徴
ドイツ・ワイマールに設立された美術(工芸・写真・デザイン等を含む)と建築の総合的な教育を行った学校。
テーマ
芸術と技術_新しい統一
1920 -1940 モダン_Moderne
  発祥地
アメリカ
主な特徴
光沢のあるなめらかな表面
力強く幾何学的なフォルム
ガラスとクロムメッキの使用
1887-1965 ル・コルビュジエ_Le Corbusier
  鉄筋コンクリートを利用し、
合理性をモットーとしたモダニズム建築の提唱者
「住宅は住むための機械である」
1907-1978 チャールズ・イームズ_Charles Ormond Eames, Jr
  アメリカのデザイナー、建築家、映像作家。
妻のレイ・イームズと共に積層合板やプラスチック、金属といった素材を用いて、20世紀における工業製品のデザインに大きな影響を与える作品を残した。
1917 資生堂意匠部設立
  1915年:  主要事業を薬品から化粧品へと移動

1917年:  意匠部(現・宣伝部)を発足
  本格的な宣伝活動を開始
日本における大手企業のデザイン活動の先駆け
1928 商工省工芸指導所
  商工省は「工芸指導所」(国井喜太郎所長)を開設。工芸指導所は、世界恐慌によって悪化した経済に対応して、各地の産業をデザインによって活性化することを目的に動きだしていた。工芸指導所はもののデザインを量産に見合う合理的なものにするためのさまざまな試みを行なった。
1957 グッドデザイン商品選定制度
  デザイン盗用問題を背景に通商産業省(現・経済産業省)が創設した制度。
今日のグッドデザイン賞の前進。
1958 -1972 ポップ・アート_Pop art
  発祥地
アメリカ
イギリス
主な特徴
鮮やかな多色使い
大胆なフォルム
プラスチック素材の使用
模写や複製
1964 東京オリンピック
  日本を代表するデザイナーがしのぎを削り、
社会的使命のためにデザインをした。

勝見勝、原弘、亀倉雄策、杉浦康平、粟津潔
1967 -1978 ミニマリズム_Minimalism
  発祥地
ニューヨーク
主な特徴
アート:幾何学模様、彩色された硬い平面、格子を基盤にした構成
建築:究極のシンプルさ、清潔感のあるフォルム、照明の活用
1967 -1985 ハイテク_High-tech
  発祥地
アメリカ
イギリス
主な特徴
シンプルで無駄のないフォルム
工業製品を素材とする
テクノロジーの特徴を強調したデザイン
1978- ポストモダニズム_Postmodernism
  発祥地
イタリア
主な特徴
工業的生産工程の拒否
過去の様式の融合
装飾を施した表面
画像の重ね合わせ、コラージュ、フォトモンタージュといった手法を使ったグラフィック・デザイン
1949- フィリップ・スタルク_Philippe Starck
  建築・インテリア・家具・食器・出版物・
インダストリアルデザイン等を手がけるデザイナ